周りを見渡しても唯荒廃した大地が広がるだけ。

足を踏み出してみてもカサリと乾いた音が立つだけ。

何処へ進んでも、光も何も見えない。

唯、闇の中を正に闇雲に走り続けるだけ。



誰か、誰か誰か誰か!



そう思い、走り続けてたら何かに躓いて転ぶ。
膝を擦り剥いたのか、痛みが走る。
地面に両手を着いて身体を起こそうとした時、唖然とした。


「な、なにこれ・・・!」


思わず座り込んだまま、自分の両掌を見詰める。

暗闇の中のせいか、分かり辛いがぬめっとした感覚。

そう、手が何かで濡れている。

転んだ時、かと思い慌てて辺りへ手を探り出すと、何かに当たる。


何かに触れた瞬間―――――――、



「!!!」



ゾクッとした感覚がした。

思わず自分の両頬に手を持って行き、顔を覆う。

身体が震える、ガタガタととまらない、助けて欲しい、なんだか酷く寒い、


覚えてる、身体が。

そう、自分がやったのだ、これもあれもそれも全て全部全部、

身体が、


「ああああああああああああ!!!」


身体を掻き抱いて、絶叫した。


脳裏を過ぎった光景、それは―――、


「スコール!スコール!!」


涙を流し続け、彼女は彼の名を呼び続けた――。




































































終わったのか。

そう思いスコールは虚ろな瞳を彷徨わせる。


・・・何が終わったんだ?
 ・・・終わったのは、 ・・・終わったのはの・・・、



そこまで考え、スコールはベッドから起き上がる。

ガルバディアガーデンとの交戦後、まだあちこちでは修復作業や怪我人の手当てやらでどたばたしているが、スコール達は自室で休んでいた。
勿論、手伝いをしたり指示をしたりした後だったが、シュウやニーダに休めと言われたからだ。


二日くらいだろうか。あれから。


スコールはそう思い思案に耽る。

ガルバディアの連中は魔女イデアの存在が無くなったからか、撤退していった。
その魔女イデア、否、ママ先生であるイデアはふらりと何処かへ消えていった。

戦いの後に倒れたは―――、


・・・


額に手を当てて、スコールは彼女を思い浮かべる。

イデアとの戦いの後、眩い閃光が走った。
その後には膝を着いていたが立ち上がり、何事かをサイファーにした後、倒れた。

それから二日。


彼女は、まだ目を覚まさない。


彼女の部屋はリノアが使用していた。
は体調の変化もあるかもしれないので保健室で休ませている。

取り合えずスコールは立ち上がり、保健室を目指す事にした。


保健室のドアを開け、ベッドのある部屋に向かうとそこには既に先客が居た。
ベッド脇の椅子に腰をかけて、眠るをじっと見詰めいていたのはリノアだった。

リノアは顔をに向けたまま、「スコール、」と声をかけた。


「・・・、起きないね」

「・・・・・・そうだな」

「・・・あの戦いの後、どうしちゃったんだろう・・・」


閃光が走って、は直ぐに私に駆け寄ってくれて。

リノアはそうぽつぽつと言葉を零す。

膝の上に握り拳を作り、俯く。
さらさらと漆黒の髪が流れ落ちるが、リノアは気にせずに俯いていた。


「・・・あの光のせいなのかな? ・・・それだったら、私、また護られちゃった・・・」

「・・・・・・分からない」


スコールはそう呟き、を見やる。

瞳は変わらずに閉じられており、微動だに動かなかった。

リノアの横に立ち、手袋を外して彼女の頬に触れてみる。


―冷たい。



まるで、


『スコール、聞いてる?
 急いでイデアの家へ行ってちょうだい。魔女イデア・・・ママ先生があの孤児院に帰ってるらしいの』



不吉な言葉が脳裏に過ぎろうとした瞬間、放送がかかった。
声はキスティスの物で、何処か焦り気味の声色だった。

から離れたスコールに、リノアは声をかける。


「行ってらっしゃい」

「・・・あんたは行かないのか?」


スコールがそう問うと、リノアはゆっくりと首を振った。
そして、眠るの手を握って、「私は、」と言う。


「・・・の傍に居る」

「・・・分かった。 何かしら情報が入ったら戻ってきた時に知らせる」

「うん、そうして」


ママ先生なら何かを知っているかもしれない。
スコールはそう思い、最後にに視線をやった後、保健室を後にした。










セルフィ達を連れて、セントラ大陸にある石の家に入る。
入り口に立った瞬間、全員の足が思わず止まった。


「ママ先生と再会だぜ・・・な、何だか緊張するぜ」


ゼルがそう言うとキスティスも頷いて「やっぱり会いにくいわね・・・」と呟く。


「でも、ママ先生には色々聞きたい事あるよね〜」


アーヴァインがそう言うと、皆が頷く。
だが、表情はあまり晴れない。

セルフィはスコールに一歩近付き、「ね、」と声をかける。


「あたし、スコールの後から行くからね。いいよね、いいよね?」


セルフィが瞳を不安げに揺らしながら聞いてくる。
それにスコールは頷き、歩き出した。

家の扉を開けて中に入ると、シドが其処には居た。

ガーデン交戦時に姿を見せなかったシドだ。

何故此処に、とスコールが思っているとシドが自嘲的に笑み、口を開いた。


「・・・ああ、ご苦労様でした。
 ・・・アハハ。怒ってますか? アハハ・・・・そうですよね。
 私は・・・偉そうな事を言い続けていざと言う時に逃げ出した訳ですからね」


シドはそう言うと、笑みを消して瞳を細めた。


「君達の敗北は君達を失う事。 君達の勝利の報告は妻を失う事。
 どちらも・・・耐えられそうにありませんでした。
 私は・・・いいです。 ただ・・・イデアは許して下さい・・・」

「・・・学園長・・・」


キスティスが呟く。

大切な子供達を失う事、愛する妻を失う事。

どちらの報告を聞くのも、シドは耐え切れなかったのだ。

ずっと彼は葛藤してきたのだ、心の中で。

そう思い、スコールは頷いた。

そんな彼を見、シドは「イデアは奥に居ます」と言い案内をする。
どうやら海岸に続く階段の所に居るらしかった。
家の中を歩きながら、蘇る記憶に従順に、スコール達は真っ直ぐに迷い無く進んでいった。

外へ出ると、イデアが居た。

彼女は憂いを帯びた瞳を揺らし、「ごめんなさい、私の子供達・・・」と言った。


「本当の子供のように思って育ててきたあなた達を私は・・・」


声を震わせるイデアに、スコールが「俺達も同じです」と告げる。
それに習うように、ゼルとアーヴァインも口を開く。


「俺達もママ先生だと知ってて戦いました」

「ママ先生……」

「あなた達はSeeDですから。戦いを避ける訳にはいきません。立派でした。
 ・・・でも、まだ終わった訳ではありません。こうしている瞬間にも私はまた・・・」


そう呟くと、イデアは口を噤んだ。
そんな彼女を支えながら、シドがスコール達に言う。


「イデアの話を良く聞いておいて下さいね。 何時、また、心を乗っ取られるか・・・」


それにスコール達は頷き、彼女の話に耳を傾けた。


「・・・私はずっと心を乗っ取られていました」


イデアがぽつりと、話し始める。


「私を支配していたのは魔女アルティミシア。
 アルティミシアは未来の魔女です。私の何代も何代も後の遠い未来の魔女です。
 アルティミシアの目的はエルオーネを見つけ出す事。エルオーネの不思議な力を求めているのです。
 私はエルオーネを良く知っていました。アルティミシアは恐ろしい魔女です。心は怒りに満ち溢れています。
 そんな魔女にエルオーネを渡す訳にはいきませんでした」


未来の魔女、アルティミシア――。

その名を心の中で反復し、スコールはイデアの言葉を静かに聞いていた。
エルオーネの不思議な力については自分も身をもって体験しているから良く知っていた。


「私に出来る事は・・・私の心をアルティミシアに明け渡して
 私自身を無くしてしまう事でした。そうしなければエルオーネを守れなかったのです。
 その結果が・・・みんなの知ってる通り・・・」


エルオーネを護る為、自分の身を差し出した。

セルフィ達も、イデアの話に静かに耳を傾けていた。


「ガルバディアに現れたのはアルティミシアに屈した私の抜け殻でした・・・。
 アルティミシアはまだ目的を果たしてはいません。
 だから、また、私の身体を使って行動を起こすでしょう。今度は私も抵抗するつもりです。
 でも、それでもだめだったら・・・貴方達と再び戦う事になるでしょう」


頼みますよ、SeeD達。

そう言い、イデアは頭を下げた。
そんな彼女の言葉に、全員に緊張を動揺が走る。

またママ先生と戦わなければいけないのか、と。

だが、スコールは他の事も考えていた。

の事だ。


「貴方方は魔女アデルの事を聞いた事がありますか?」

「え〜と、魔女戦争の時のエスタの支配してた魔女で、今は消息不明」


イデアの問いに答えたセルフィに彼女は「そうです」と言う。


「ガルバディアの人々は私が魔女アデルの力を引き継いだ現在の魔女だと思ったようです。
 でも、私は違います。私は五歳くらいの時に先代の魔女から力を引き継いで魔女になったのです」

「え〜と〜、どういう事かなあ」


セルフィが首を捻って言う。
それにイデアは「魔女アデルは生きているのだと思います」と返した。


「そしてアルティミシアが私の身体を解放したのは魔女アデルの身体を使うためではないでしょうか・・・。
 魔女アデルは力を自分の欲望のために利用する事を躊躇わない魔女です。
 そのアデルに未来の魔女アルティミシアの力と怒りが入り込んだら、その恐怖はどれ程のものか・・・」


イデアが話している途中だったが、スコールは足を動かした。
ガーデンに戻ろうとしている事に気付いたキスティスが声をかける。


「スコール、もっとお話を聞きましょう」

もういいだろ? ママ先生の話を聞くのは大切。そんな事わかってる。
 ・・・でも、が・・・



スコールはそう思い、足を止める。
イデアなら何か知っているかもしれない。

そう思い、「ママ先生」と声をかけた。


に何が起こったのかわかりますか?」

というのは・・・銀の髪の女の子ですね?微かに覚えています」


そう答えた後に、イデアは「何があったのですか?」と優しく問いかける。
なんだか、その問いかけに心が幾分か落ち着いた。
母に縋る子の様に、スコールは瞳を揺らしてイデアに言った。


「ママ先生との戦いに参加しました。
 戦いが終わって、気付いたら・・・身体が冷たくて・・・全然動かない・・・」


今も。

そう思い、言うスコールに全員が俯く。
そんな中、シドが瞳を大きく開き、動揺を見せる。


は死んでしまったのですか!?」

「違う!!」


それは自分に向かって叫んでいるようだった。

スコールは一瞬でもそれを考えた事がある。

冷たい、動かない、瞳を開けない、それではまるで・・・!

其処まで考え、スコールは首を大きく振った。
そんな彼の様子を見ていたイデアは、申し訳なさそうに眉を下げ、「ごめんなさい、スコール」と言う。


「私は力になれそうにありません・・・」


イデアの言葉にスコールは意気消沈した様子で「・・・じゃあ、いいです」と言い、また歩を進める。
そんな彼にシドが声をかける。


「スコール、気持ちはわかります。でも君は指揮官なのです。
 ガーデンの他の生徒達も自分達の戦いの結果や行方を知る権利があります。
 此処で聞けるだけの情報をガーデンに持ち帰りなさい。だけじゃありません。皆が戦ったのです」

「わかってます・・・でも」

「でも・けど・だって。 指揮官が使う言葉ではありませんね」


スコールは理屈では分かっていた。 だが、

思わず耐え切れなくなり、壁を思い切り殴りつけた。


・・・黒くなれ


どうしようもない苛立ちが、収まらなかった。


「アルティミシアの目的はエルオーネ」

初めて会ったのはの転校初日。 隣の席で、アンタは笑って言った・・・


イデアの話を右から左に流しながら、スコールは彼女の事を思い浮かべた。





『君の手って、おっきいね』





そう言って人の手を勝手に取って、自分の手とくっつけて来た。
第一印象は、変な女。


「エルオーネの不思議な力。人の意識を過去に送る力」

「アルティミシアはエルオーネの力を使いたいんでしょ?」

最初はただの五月蠅い女だと思っていた。
 けれど、気付けば何時も隣に居て、それが当たり前になっていた・・・



同じ痛みを抱えていた彼女。

他人を信じる事を恐れていた二人だったからこそ、惹かれあったのかもしれない。


「そうか、アルティミシアはこの時代から更に過去へ自分の意識を送りたいんだ」

「過去で何をする?」

ふと気付くと俺はアンタの方ばかりを見ていた。
 アンタも俺を見ていて、目が合うと微笑んだ、近寄ってきて、触れた



何時もニコニコと表面的な笑みばかり浮かべていた彼女。
だが、自分に向けては何だか暖かい眼差して、ふんわりと花開くように微笑んだ。


「時間圧縮」

「ジカンアッシュク?」

穏やかな気持ちになった


心が温まった。

彼女に触れた時、身体の心から熱くなった。

もっと、に触れたかった。


「時間魔法の一つ。過去現在未来が圧縮される」

「世界はどうなっちゃうのかしら?そんな事してどうなるのかしら?」

・・・俺にはもうチャンスはないのかな。
 俺はアンタにまだ伝えてないんだ、約束、果たせてないんだ






『此処まで来たんだ。俺の話なんかいいよな?』

『良くない。でも、終わってから全部聞きたい・・・。私も、聞いて欲しい・・・』

『・・・そうだな、終わってからにしよう。俺とあんたの話も』





まだ、何も話せてない、聞けてない。


「時間が圧縮された世界なんて全然想像も出来ないよ〜」

「おい、スコール!」

「全然聞いてな〜い!」


途中、上の空だったスコールに気付いたゼルとセルフィが声をかける。
それに彼は鬱陶しげに振り向き、口を開く。


「・・・要するにエルオーネをアルティミシアに渡さなければいいんだろ?」


投げやり気味にそう答えたスコールにキスティスが「そうだけど・・・」と言う。
何か言いたげな彼女を無視し、スコールは足を動かす。


「ガーデンへ戻る。 放送でみんなに知らせておこう」


足早にそう言い歩くスコールに、アーヴァインが声をかける。


「俺達だっての事は気になってるんだよ〜」

「だったらもう少しくらい!」


彼の言葉にスコールは振り返り、声を荒げる。
が、直ぐにハッとして視線を逸らした。


「・・・否、いいんだ・・・」


そう言い、再度「ガーデンに戻る」と言いスコールは歩を進めた。















「以上、大体の状況説明だ。
 俺達の当面の目的はアルティミシアより先にエルオーネを見つけ出して保護する事だ。
 エルオーネは白いSeeDの船に乗っていると思われる。俺達はその船を捜す。
 船は・・・何処にいるんだろうな? しばらくは情報収集が基本になると思う。
 ただし、戦闘の準備は忘れないでくれ。
 ああ、それから魔女イデアは自分の家に帰っている。
 恐らく、イデアはもう敵ではない。そっとしておこう」


校内放送で報告を終えた後、スコールはスイッチを切った。
彼にしては珍しく一気に喋った。
きっとがこの場に居たら、「息継ぎした?」とでも言って小首を傾げるだろう。
そんな事を思いながら、スコールはエレベーターに乗る。
彼に、キスティスが「は、保健室よね?」と声をかける。
頷くスコールに「後で私も見に行くわ」と言い、キスティスは瞳を伏せた。


廊下を通り、真っ直ぐに保健室に向かって歩くスコールを見ていたセルフィは瞳を細めた。
アーヴァインはそんな彼女の肩に、優しく触れて「セフィ」と声をかける。


「・・・、どうしちゃったんだろ?
 ・・・スコールが苦しんでるの分かる。でも、あたし達何にも出来ないのかな?」

「・・・今は、こうするしか無いんじゃないかな・・・」


見守る。

でも、出来る事があるなら、直ぐにやろう。


アーヴァインはそう言い、セルフィに笑みを向けた。





保健室に入ったスコールは、真っ直ぐにの横に立つ。
彼を見上げたリノアは、椅子から立って「私、ちょっと出るね」と言った。


「スコールもの傍に居たいもんね、ちょっと、交代ね」


本当はずっと傍に居たいであろうが、リノアはそう言うと儚げに笑んで、保健室を後にした。
残ったスコールは、椅子には座らずに片膝を折って彼女を覗き込む。

閉じられた瞳。 微かにしか聞こえない呼吸音。

触れた頬は、やはり冷たい。


・・・」


彼女の名を呼んでも、起きる気配は一向に無かった。


・・・こんなに冷たい。 ・・・ずっとこのままなのか?


そう思うと、酷くぞっとした。
下げていた顔を上げ、スコールは瞳を細めた。


「・・・俺には何も出来ないのか!
 ・・・あんなに元気にしていた。それなのに、声も出さずに・・・」





『スッコー!』





彼女の名を呼ぶと、何時も何処かしら向いていても直ぐにこっちを向いて駆け寄ってきた。





『何か御用ざんしょか?』





ふざけた口調でそう言って、はにかむ彼女も今はもう見れない。

スコールは切望し、の手を握った。


「俺あんたの声が聞きたい・・・。これじゃあ、壁に話してるのと同じだ・・・。
 ・・・俺の名前を呼んでくれ・・・、傍に、居てくれ・・・」


そう言い、眠る彼女の唇を指でなぞった後、キスをした。

絵本の物語みたいに現実は甘くは無く、眠ったままの彼女の唇は冷たかった。
それでも何度も何度も、彼女に熱を分け与える様にスコールは長くキスをした。

顔を離した時、彼女の首元につけたままのチェーンに通された指輪を見つける。

自分が渡した、獅子の指輪だ。

蛍光灯の光を受け、鈍く輝くそれ。





『私も、強くなりたい。グリーヴァみたく、なれたらいいな』

『・・・あんたはならなくていい』

『へっ?』

『俺が、・・・俺が傍に居る。俺が、あんたを護るから・・・だから、俺の傍に居ろ』

『え、・・・あ、』

『あんたは皆を護るんだろ、だったら、あんたは俺が護る』

『え、でも、スッコー、』

『何かがまたあんたに起きても、また俺が助けてやる、絶対に』





「・・・まだ、遅くないよな?」


の頬を撫でながら、スコールは縋る様に言う。


「まだ、俺にはアンタを助けるチャンスが、きっとあるよな?」


そうしたいならそうすればいい。

だから、


スコールがそう思った時、頭に鋭い痛みが走った。


う・・・


ベッドに額を落とし、スコールは朦朧とする意識の中で、またか、と思った。


ラグナの世界へ、向かうこれは・・・。


・・・エルオーネ、


あんたなら、何か分かるのか?


スコールはそう思い、意識を手放した。




やっとここまで・・・!
更新がなかなか出来なかったので今回は長めです、っていうかママ先生話長(ry