「っ・・・!はぁっ、は・・・」


荒い呼吸を繰り返すに、アレルヤは心配そうに瞳を細めた。
オーライザーの修理にイアンと共に移っていた沙慈も、心配げに其方を見ていた。
帰還したダブルオーとケルディム。
アニューとリヴァイヴを捕らえる事は出来なかったようだが、オーライザーは取り戻せた。
しかし、コクピット内の損傷が酷いもので、直ぐに修理が必要だった。
プトレマイオス2のデータ復旧もしなければならないので、緊迫した状況となっていた。
リヴァイヴに連れ出されそうになっていたも、発作が起きたようで先ほどまで酷く苦しんでいた。
薬が切れたせいだと通信でレーゲンに聞いた為、直ぐに飲ませる事も出来たが。

落ち着いたが視線を彷徨わせる。
アレルヤが「大丈夫かい?」と問うと、彼女は体を起こした。


「・・・へいき、アニューは・・・?」

「・・・イノベイターは、逃げたよ」

「・・・そっか」


はそう言い、ゆっくりと体を起こした。
彼女を支えながら、アレルヤは気遣わしげに彼女を見る。
は「大丈夫」と言い彼から離れる。
少しだけ体を確認した後、は自分の足でしっかりと立った。


「・・・もう、平気」

「良かった・・・」

「アレルヤも、作業に戻って。私はちょっと、ライルを見てくる」


はそう言い床を軽く蹴った。
そんな彼女にアレルヤは、思わず声をかける。


「・・・!」


振り返った彼女に、アレルヤは近付く。
隣まで来て、言葉を続ける。


「・・・きっと敵は来る。絶対無茶はしないでくれ」

「アレルヤ、そればっかだね」

「君が心配なんだよ・・・」


アレルヤの言葉には瞳を丸くした後、目元を和らげた。
彼女は短く、ありがとう、と言い再度移動を開始した。


「約束はできない。アニューは、仲間だから」


仲間は、守りたい。
ライルの思いも。
は当然そう思っている。

守る為に戦っているの決意を知っているからこそ、アレルヤはそれ以上何も言えなかった。





照明が落ちたままのブリッジでは、復旧作業が行われていた。


「フェルト、艦内システムの状況は?」

「航行、戦闘システム共に相当なダメージがあります。
 ウイルスの駆除は行いましたが、完全にデリートされたデータが3456・・・」


イノベイターに持ち出されたデータもあるようです。
そう報告するフェルトに、スメラギは渋い表情をする。


「再構築までの時間は?」

「最短で、2210です」


フェルトが答える後に、ミレイナが気まずそうに「スメラギさん、」と彼女を呼ぶ。

「あの・・・リターナーさんは・・・?」

「今は作業に集中して。敵が来るわ。 イアン!オーライザーの修理状況は?」

『コクピットはユニットごと取り換えた。だが、ライザーシステムの調整に時間がかかる』


しばらくダブルオーは出せんぞ。
そう言うイアンにスメラギは表情を歪め、「了解しました」と答えた。
その後にティエリアの隣で作業をしているレーゲンを呼ぶ。


「ラッセは、大丈夫だった?」

「暫くは医療カプセル生活だな。ついでに色々治療してやる予定だ」

「・・・そう」


スメラギはそう言い、せわしなくメディカルルームでラッセの治療、そして此処で復旧作業を手伝ってくれる彼に感謝をした。





データ管理の部屋で、ロックオンは項垂れていた。


「アニュー・・・何でだ・・・どうしてなんだよ・・・!?」


クソッ!
そう言いロックオンは壁を殴る。
そんな彼を見ていた刹那は、口を開く。


「彼女は、戦場に出てくるぞ。この機会を見逃すとは思えない」

「分かってるよ・・・!言われなくてもやる事はやる
 相手はイノベイターだ。俺たちの敵だ・・・!トリガーぐらい・・・」

「強がるな」


刹那の言葉に、ロックオンは体を固くした。
真っ直ぐにロックオンを見ながら、刹那は言葉を続ける。


「もしもの時は俺が引く。その時は俺を恨めば良い」

「カッコつけんなよガキが・・・」

「お前は、彼女と戦う理由が無い」

「あるだろ!」

「戦えない理由の方が強い」


刹那にハッキリと言われ、ロックオンは視線を逸らした。
遣り切れない思いをぶつけるように、再度コンソールパネルを苛立たしげに叩いた。

部屋から外に出た刹那は、そこにが居て瞳を丸くした。
気まずげにこちらを見ている様子からして聞いていたのだろう。
刹那は無重力の中、彼女に近付く。


「どうした?」


優しい声で聞く。
それには顔をあげ、刹那を見上げる。


「・・・アニューを撃つつもりなの?」

「彼女は敵だ。ロックオンが危なくなったら、俺はトリガーを引く」

「・・・敵になったら、駄目なんだね」


はそう言い、視線を少しだけ逸らした。
少しだけ何かを考えた後、は「ねぇ、刹那」と彼を呼んだ。


「・・・イノベイターは、私にチャンスを、って言ってた。きっとアロウズは、能力の何かを狙ってると思うの」

「・・・そうだな。お前を連れ出そうとしていたからな」

「もし、私が・・・」


はそこまで言い、少し躊躇った後に何かを決意したように刹那を見上げた。


「もし・・・!次に私が貴方たちに刃を向けた時は・・・!!」


その時は・・・!
そう言い胸の前で手を握る彼女に、刹那は柔らかく笑んだ。
そのまま彼女の手を取って顔を覗き込む。


「大丈夫だ。お前は俺たちが守る」


今はアレルヤも傍に居るんだろう?
そう問う刹那に、は小さく「よく分からないけど」と呟いた。
それでも彼らの仲がまた深まってきている事に間違いは無い。
何がきっかけかは分からないが、から歩み寄ろうとしているように見える。
このまま行けば、以前のような二人が見られるだろう。

刹那は少し寂しさを覚えながら彼女の手を握った。


「でも、もしもの時は・・・お願い・・・」

「・・・?」

「本当は、ちょっと怖いの。あの時みたいに、また皆に・・・」


はそう言い、肩を震わせた。
刹那はそんな彼女を抱き締めようと腕をあげたが、途中でそれを止めた。
片手だけを動かし、彼女の頭を撫でる。


「・・・大丈夫だ。俺も、皆も、アレルヤも居る」

「・・・うん」


そう、だよね。
はそう言い、瞳を伏せた。





ブリッジで操舵をしていたティエリアの肩に、スメラギが手を置いた。
振り返ったティエリアに、スメラギは指示を出す。


「ティエリア、セラヴィーの出撃準備を。ここは私がやるわ」

「しかし、あなたの操舵は・・・」

「心許無いのは分かってるわ・・・だから、ガンダムで守って」


スメラギの言葉にティエリアは少し考えた後、「了解」と言う。
操舵席に腰を下ろしたスメラギの隣の砲撃席にはレーゲン。
プトレマイオス2のブリッジは、普段とは違うメンバーが鎮座していた。


「Eセンサーに反応!」


フェルトが声を張った。


「速度から、敵部隊と予測されます!」


フェルトの予測通り、ブースターを装着したガデッサ、ガラッゾ、そして新機体が二機。
エンプラスの後継機である黒いMA、レグナント。
そして中距離型の武装であるガッデス。


『艦のシステムはおしゃかで、ダブルオーは手負い。残りのガンダムだけなら楽勝ね』

『ヒリング。我々の目的はダブルオーの鹵獲だよ』

『分かってるわよ。だから、あの子にも手伝ってもらわなきゃね』


ガデッサ、ガラッゾのパイロット、リヴァイヴとヒリングが会話をする。
会話で指されたガッデスのパイロット、アニューはそれには答えずに機体を進めていた。
悪趣味だな、と呟いたリヴァイヴはヒリングとの通信を切る。


『ハレヴィ准尉。新造されたレグナント、初陣とはいえ期待してますよ』


新型のMA、レグナントに搭乗しているルイスは短く「了解」と返す。
彼女の機体を見ながらリヴァイヴは僅かに瞳を細める。


さて、あちらはどうするつもりなのか。リボンズは・・・


そう思いながら、プトレマイオス2から出てきたガンダムを見やる。
先に出てきたのは、アーチャーアリオス、ケルディム、セラヴィー、カマエルだった。


『敵は少数だが、MAがいる』


前のとは違うタイプか。
ティエリアが言葉を続けて言う。
直後、


『来る!』


アレルヤがいち早く反応した。
直後、レグナントが機首の大口径からビームを放った。
ケルディムとセラヴィーが直ぐに回避行動に移るが、そちらへビームが曲がって迫る。
ティエリアとロックオンは驚きながらも避けた。


『粒子ビームが!?』

『曲がっただと!?』


放たれた2射目も曲がってセラヴィーに迫る。
GNフィールドを展開してなんとか耐えるが、物凄い威力に押される。

アーチャーアリオスを狙ってビームが迫る。


『この攻撃!やられる!?』

『させるか!』


アリオスとGNアーチャーが分離し、各々でビームをかわす。
ケルディムはシールドビットで防いでいた。


『どこだ、どこにいるアニュー・・・!』

『テッキセッキン!テッキセッキン!』


オレンジハロに反応し、ロックオンが顔をあげる。
ブースターを切り離し、ガッデスがケルディムに迫る。
GNヒートサーベルが振り下ろされ、GNビームピストルUを交差させてそれを防いだ。


『興奮しないでライル!良い男が台無しよ!』

アニュー!?


通信越しに聞こえてきた声にロックオンが驚愕の声をあげる。
それを聞いたはすぐさまカマエルを動かそうとするが、眼前にレグナントが迫る。


!!私と来るんだ!私と・・・!』

『ルイス!?』

『アロウズはを必要としている・・・私も!』


レグナントの腕が伸ばされるが、は退いて避ける。
そうしていると、甲高い女の声が通信越しに聞こえてきた。


『アハハッ!劇的な再会よね!愛した女はイノベイターで自らの敵・・・。
 正に、命がけの恋ってやつだね!』

「こいつ・・・!」


苛立ったがGNメガランチャーを充填させる。
そちらはイエローハロに任せ、レグナントから一気に距離を取った。
イノベイターの相手をしているアレルヤやティエリア、ソーマが気懸かりだが、何よりアニュー相手に防戦一方となって徐々に離されているロックオンが心配だった。

レグナントの放つビームをアリオスが寸での所でかわす。


『突破口を開く!
 ハイパーバーストモード!高濃度圧縮粒子、開放!』


ティエリアが攻撃を放つが、レグナントのGNフィールドに呆気なく弾かれる。
それに「馬鹿な!」と声をあげる。


『ハイパーバーストが・・・ぐあっ!


レグナントのビームをGNフィールドで防ぐが、衝撃が襲う。
そしてもう一方の偏向するビームがセラヴィーの援護に向かおうとしていたアリオスを襲う。


『うわあああああ!!!』


左腕を破壊されたアリオス。
悲鳴を聞いてか、カマエルがロックオンを援護しようとしていたGNメガランチャーを、レグナントに放つ。


「アレルヤ!・・・!


偏向するビームがカマエルにも迫る。
咄嗟に動きを止め、GNフィールドを展開するがビームの威力は強大で、小爆発を起こしてカマエルが吹き飛ぶ。


ああああああああああっ!!

『・・・よくも!!』


アリオスとカマエルが損傷する中、GNアーチャーからミサイルが放たれる。
カマエルはGNメガランチャーの部分が攻撃されたのか、肩口から煙を出していた。


『GNメガランチャー、ハッシャフカネ、ハッシャフカネ!』

「・・・くそっ!」


は吹き飛んだ勢いを利用し、そのまま上昇する。


「行って、ファング!」


そのままファングを放ち、イノベイターの機体を狙う。
そして急降下の勢いでGNソードを振り下ろす。


このおおおおおおお!!


カマエルはガラッゾと切り結んだ。


『アンタもアンタよ!お人形さん!』

・・・!


爪のようなビームサーベルが集結し、一つになる。
GNソードが焼き切られそうになり、は慌ててGNソードを捨てた。
無防備になったカマエルに、ガラッゾが蹴りをいれる。
僅かに体制を崩したが、直ぐにGNブレイドを抜き、攻撃を受け止める。





『行きなさいファング!』

『ハロ、シールドビット、アサルトモード!』


ガッデスのファングと、ケルディムのシールドビットがぶつかり合う。
ケルディムは射撃でファングを撃破しながら間合いを詰める。
そしてとうとう、真正面からぶつかりあった。


『何故だ!?何故俺たちが戦わなければならない!?』

『それはあなたが人間で・・・私がイノベイターだからよ!!』


ロックオンが怯んだ瞬間、ファングがケルディムの右足に突き刺さって爆発をした。
ケルディムも腰にあるGNミサイルを発射し、ガッデスの左腕を負けじと破壊した。


『解り合っていた!』

『偽りの世界でね!』


間合いを開き、お互い構える。
そしてまた真正面から切り結んだ。


『嘘だと言うのか・・・俺の想いも・・・お前の気持ちも!』


ロックオンの問いかけに、アニューは答えなかった。
焦れたロックオンが「ならよぉ・・・!」と言いトランザムを発動させる。
ガッデスに蹴りをいれてケルディムが素早く離れる。
シールドビットで攻撃をしながら、別方向から間合いを詰める。
ガッデスのGNヒートサーベルを避け、GNビームピストルUで頭部を狙う。
再度振るわれたGNヒートサーベルをかわし、頭部にGNビームピストルUを放ち命中させる。
シールドビットで攻撃をし、体制を崩したガッデスに一気に間合いを詰め、シールドビットと銃口を向けた。
そこで丁度、トランザムが終了された。

その勢いのままトリガーを引けていれば、半壊状態のガッデスを撃墜出来たのに。


『・・・ライル?』


彼女も不思議に思ったのか、思わず声をあげる。
通信越しに聞こえた彼女の声に、ロックオンは奥歯を強く噛んだ。





レグナントのビームを避けながら交戦していたが、ガデッサとガラッゾにとうとう突破される。
は素早くファングを向けるが、追いつけない。
其方に集中してしまったせいか、背後から放たれたレグナントのアームに捕まった。
直後、電流が流される。


うわあああああ!

あああああ!

うああああああああ!!

・・・っく・・・!


捕まったアリオス、GNアーチャー、セラヴィーから各々の悲鳴が聞こえる。
は奥歯を噛み締め、痛みに耐える。

こんな所で足止めを喰らって、ライルの援護にも行けず、トレミーも守れず。


「なに・・・やってんだろ・・・私・・・!」


本当に、私は・・・!
はそう思い、震える手でコンソールパネルを操作する。
今まで一度も使った事が無いカマエルのトランザム。
ダブルオーライザーと一緒の時に真価を発揮するとレーゲンは言っていたが、今まではダブルオーライザーのトランザムのみで十分だった為に一度も使用していない。
背にある大型のGN粒子貯蔵タンクは、エネルギーの為ではない。
ダブルオーライザーの援護目的、そして万一の時に備えて貯蔵されているものだ。

アブソラクション。

カマエルになって新たに追加された機能。
粒子を放出するそれはトランザム状態で行うと膨大な量の粒子を放出出来る。
せめてダブルオーライザーがくれば。
はそう思いながらも、トランザムを発動させた。


「カマエル・・・
トランザム!!





緊張状態のまま止まっていたケルディムとガッデス。
が、突如ケルディムがGNビームピストルUを投げ捨てた。
そのまま、ガッデスのコクピットハッチを掴み、はがそうとする。
突然の事に動揺し、「な、何を?」と言うアニューにロックオンは「決まってるだろ!」と答える。


『もう一度お前を・・・俺の女にする!』


そう言った直後、ガッデスの胸部にあったコクピットハッチが剥がされる。
むき出しとなったコクピットに、アニューの姿を見つけてロックオンは口の端を上げる。


『嫌とは言わせねぇ!』

『・・・ラ、イル・・・』


信じられない、とでも言いたげにアニューは瞳を見開いていた。
そんな彼女にロックオンは優しげに言葉をかける。


『欲しいもんは奪う。たとえお前が、イノベイターだとしても』

!!



アニューはその言葉に瞳を見開く。
しかし、緊迫した表情が徐々に柔らかい、いつもの彼女の物へ戻っていく。


『・・・ライル・・・』


そして、目の端からぽろりと涙を零した。
ガッデスのむき出しのコクピットの前に、マニュピレーターを差し出す。


『アニュー・・・戻って来い』


アニュー。
優しく彼女に呼びかける。
愛しい愛しい、彼女を取り戻す為に。

イノベイターでも良いと言ってくれた。
今まで彼を騙す形となってしまっていたのに、彼は・・・。

アニューは再度彼の愛を認識し、嬉しさから涙を流す。


『ライル・・・私・・・、私は・・・!』


バイザー越しに口元に手を当てる。
ずっと待っていてくれているケルディム。

今すぐ、彼の下へ行きたい。
今すぐ、彼に抱き締めてもらいたい。

そう思い、アニューは縁に手を置いて立ち上がる。

しかし、


『・・・愚かな人間だ・・・』


ポツリ、と冷たい声色で呟かれた言葉。
動きを止めたアニューに、安心していたロックオンは突如また不安に襲われ、彼女の名を呼ぶ。


『・・・アニュー?』


直後、ガッデスがGNヒートサーベルを振るい、シールドビットを切った。
そして残っていたファングを一気に射出してケルディムを攻撃する。
突然の事に押されるケルディム。
コクピットの中でロックオンは「アニュー!!」と彼女の名を呼んだ。


『イノベイターは、人類を導く者。そう、上位種であり、絶対者だ。
 人間と対等に見られるのは、我慢ならないな』


力の違いを見せつけてあげるよ。
そう言いアニューはファングで攻める。
ロックオンはシールドビットで防ぐが、ガッデス自身が更に迫る。
GNヒートサーベルが振るわれ、ケルディムの右腕が切り落とされる。


『やめろ・・・やめるんだアニュー!!!


とうとうファングがケルディムの背に突き刺さる。
背から煙を上がり、小爆発がおこる。
動けないケルディムに、GNヒートサーベルを構えた。


はあああああぁっ!!


真っ直ぐに突き出されるヒートサーベル。

もう駄目なのか。
彼女は、もう、俺のもとには、


アニュー!!!


ロックオンの悲痛な叫びが響いた直後、二機の間に物凄い質量のビームが放たれた。
一瞬セラヴィーが放ったそれかと思ったが、威力が違いすぎる。

直後、一瞬にしてGN粒子が舞い、辺り一面を包んだ。


『・・・な、』

『―――あ、』


ロックオンとアニューの声が零れる。
直後、その場に居た全員の脳裏に、不思議な光景が浮かんだ。


「・・・いっ、いやあああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!


ただ一人だけ、頭を押さえて背を丸めた。

ガンダムカマエルの新機能、アブソラクションが発動された瞬間だった。




もう一度お前を、俺の女にする!
何故か笑った一言。お茶目ライル。